非現実Blog

自然✖アニメ。子供の頃の感性を大事にしたい。そんなブログになる予定です。

間違いなくこれからの京都アニメーションの代表作になる『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』【レビュー/感想】

作画の重要性

アニメも見る上で重要な点として、「作画」が挙げられるます。

どんなに脚本が良くても、目から入る情報としての作画がイマイチでは、せっかくの作品の魅力が引き出されません。

 

今まで内容は良くても、作画がイマイチという作品もありました。その逆も然りです。

しかし、ここは個人の趣向がありますので、完全に独断と偏見による意見だと思って見てください。

個人的には近頃のCGチックな作画よりも、少し線が残っているような作画のアニメが好きです。多少カクカクしても、動きに立体感が出る気がします。

 

加えて言うなら、アニメーション製作会社によっても色が出ます。

例えば、顔や目のアップのカットが特徴的な「シャフト」や、最近だと”鬼滅の刃”や”Fate”で有名な「ufotable」の繊細なアクションシーンがあります。

そんな数ある製作会社の中で、作画の安定性と微細さを誇るのが「京都アニメーション」です。

有名な作品は数知れず。そんな京アニですが、2019年に起きた痛ましい事件により大きな傷を負ってしまいました。

そんな最中にも製作中だった作品がありました。「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン

世間ではもしかしたらこの事件と関連付けて話題になっているのかもしれませんが、間違いなくこれからの京都アニメーションを背負って立つ作品だと思います。

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何度目の秋ジブリ【レビュー/感想/まとめ】

哀愁とワクワク

季節は秋になってきました。

近頃は体感的に夏が長くなってきてしまったので、秋を感じることが少なくなってきてしまったように感じます。

田舎にいると、紅葉やら肌寒い気温に秋を感じますが、都会にいると自然から感じることが難しくなって、食べ物やハロウィンといった催し物で季節を感じるようになってきている気がします。

 

メディアから季節を感じる、ということにおいて「スタジオジブリ」が大きな影響を及ぼしていると思いました。

大体この10月になると秋アニメクールが始まる時期になります。

ただこれらのアニメは決して季節感に沿った内容ではありません。

なかなか1クール12話のアニメになると、季節をまたいでしまうことがあるので季節感を出すのは難しいです。そういった面からみると、劇場アニメの重要性が分かりますね。

特にこの秋アニメは、春のようなキラキラ感はない、夏のようなはじける感もない、冬のようなイベント盛りだくさんという訳でもない、狭間のような期間。

しかし、時間がゆっくりと感じ始める季節でもあり、人の心に沁みる哀愁漂う雰囲気を醸し出す季節でもあります。それゆえ、秋を感じさせるアニメは、沁みる内容になっていると思います。

 

一人部屋でしっぽり見るのも悪くないです。

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漫画の選び方【まとめ】

初見は大事

何か買うときに、まず重要視するのは何事も「見た目」だと思います。

見た目から入って、中身をみて、値段をみて購入する流れではないでしょうか。

 

今回はその中でも「漫画」に注目していきたいと思います。

漫画を借りたり、買ったりするときに不意に目に留まる作品ってありませんか?

借りる場合はお試し感覚でいけますが、購入となると難しいですよね。

未収集の漫画の場合、ちょっと合わないなぁっと思ったときに、①かさばる作品(商品)が中途半端捨てるのに躊躇するといったデメリットがあります。

最近ではレビューとかTwitterとかで腐るほど情報が出回っているので、買う前に見て面白そうだと思った漫画を買えばいいんですけど、自分は表紙や帯を見て買うのが好きなので、そういった方は参考にしていただければと思います。

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日常が崩れる音がする『東京マグニチュード8.0』【レビュー/感想】

幸せは身近にあるもの

貴方にとって幸せってなんですか?

 

宗教の勧誘みたいに始まりましたけど(笑)

阿佐ヶ谷姉妹みたいな二人が玄関に立っていないことを祈るばかりです。

 

というのは置いておいて、自分が幸せに感じることやものって何だろうって考えた時に、何か気に入ったものを買ったときとか、美味しいものを食べたときがあるかと思います。

でも、もう一歩踏み込んで考えると、実家に帰ったときだと最近感じるようになりました。要は、家族ということですね。

疎ましく思ったときもあります。しかし、離れてから気づくものです、本当に大切なものというものは。

 

テレビの報道で、家庭内で殺してしまうという痛ましい事件を聞くと、何やってんだよって思います。お前の帰る場所を自分で絶ってしまっていることに後から気づいても遅いんだぞ。

 

ヤバい、実家に帰りたくなってきた。

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真剣にふざける『あそびあそばせ』【レビュー/感想】

無心で、素直に。

内容が重くて、話数が多くて…なんてアニメは見るのがきつい。という人もいるでしょう。実際2クール24話を超えてくると結構見続けるのは大変です。

好きな作品ならいけますけど、人に勧められただけなんだよなぁとかだとなかなか最後まで見終わることはないかもです。

 

個人的には、1クール12話で終わるのはストーリーがまとまりすぎてしまうけど、見やすい。

2クール24話までくるアニメは良作だけど、好き嫌いが分かれがち。

ですが、共通していえるのは、一話完結アニメは見やすいということです。

いつ見るのをやめてもいい、どこから見てもわかりやすい。

いい例が「名探偵コナン」ですね。

何十年間小学生1年生やってんだって。一話完結でもあり短編集でもあり。

特に内容が日常系だと永遠に見れます(嘘)

なので、一話完結アニメは気軽に思いついたら見てください。

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あなたならどうする?『少女終末旅行』【レビュ―/感想】

この世の終わり

SF映画や都市伝説などで多く語られる題材の一つとして、世界の終末が挙げられることが多いと思います。

決して現実となってほしくない内容ですが、見てる方としてはついつい魅入ってしまうんですよね。

 

ただ、自分以外の人類がいなくなってしまった世界を想像すると、とてもじゃないですがまともに生きていけるとは思えません。

本当にそうした世界になった時、人と会うということがいかに大事で、必要な行動なのかということが分かるのでしょう。

結局人間は、インターネットという手段を使って誰かと間接的にでもつながっていないといけない種族なんだと思います。コロナウイルスで世界のつながりが一変した現状で、より人とのつながりを重要視する機会になったと思います。

 

これはそんな現代が荒廃してしまった世界で生きる終末ファンタジーである。

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10年後の8月また出会えると信じて『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』【レビュー/感想】

秩父のアイコン

アニメの聖地巡礼と言えば、ファンの中では定番の行動ではないでしょうか?

それを逆手に取って地方の活性化を促しているといっても過言ではありません。

事実、既存の地方お土産がアニメとタイアップしたり、地方主導で聖地巡礼を促進しています。

日本にやってくる外国人も、聖地巡礼を目当てに来ている人も多いでしょう。

 

有名どころで言えば、「エヴァンゲリオン=箱根」「君の名は。=岐阜」「となりのトトロ=所沢」などですかね。

二次元の世界を身近に感じることができるのは、感無量です。

原画展などの展示会も面白いですが、自分が好きなキャラクター達と同じ場所に立っていると感じるのはいいものです。

 

そんな聖地巡礼の中で有名な場所の一つ、埼玉県の秩父

秩父橋といえば、おそらく多くのアニメファンが目にして、実際に行った場所ではないでしょうか。

まだ行ったことがないので一度は行ってみたいです。

ひと夏の思い出をあの場所で迎えられたらと思うと…

 

 

これはひと夏のちょっと不思議な物語です。

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