真剣にふざける『あそびあそばせ』【レビュー/感想】
無心で、素直に。
内容が重くて、話数が多くて…なんてアニメは見るのがきつい。という人もいるでしょう。実際2クール24話を超えてくると結構見続けるのは大変です。
好きな作品ならいけますけど、人に勧められただけなんだよなぁとかだとなかなか最後まで見終わることはないかもです。
個人的には、1クール12話で終わるのはストーリーがまとまりすぎてしまうけど、見やすい。
2クール24話までくるアニメは良作だけど、好き嫌いが分かれがち。
ですが、共通していえるのは、一話完結アニメは見やすいということです。
いつ見るのをやめてもいい、どこから見てもわかりやすい。
いい例が「名探偵コナン」ですね。
何十年間小学生1年生やってんだって。一話完結でもあり短編集でもあり。
特に内容が日常系だと永遠に見れます(嘘)
なので、一話完結アニメは気軽に思いついたら見てください。
まっすぐにふざける
放送:2018年7月~9月
話数:12話
製作:Lerche
ジャンル:ギャグ
遊ばれるな。遊べ、私たち。
3人の女子中学生が織りなす日常。
放課後にその3人が所属する部活動、「遊び人研究会」通称あそ研。
ん?なにかおかしい。遊びではなく遊び人?
そう、リア充にあこがれた結果、「リア充っぽい」というアホな理由で名づけられたのだ。
各々の目的を元に生徒会非公認でひっそりと空き教室に設立された。
・本田華子(ほんだ はなこ)
文武両道で努力家で、実家は大金持ち。学業では学年2位で、テニス部ではエース級の腕前を持つ。だが、根本の頭が悪いという残念な主人公。
もともとテニス部に入った理由が、リア充になりたいという不純な理由だったが、自身の運動神経の良さにより、テニスばかりうまくなり、一向にリア充になれないということで退部し、「遊び人研究会」を発足。
・野村香純(のむら かすみ)
基本的には真面目で礼儀正しい優等生。だが、英語が壊滅的にできない。
あそ研部員でもあり、外国人を両親に持つオリヴィアに英語を教えてもらうために、あそ研発足に助力する。
男性恐怖症気味だが、実はBL小説を執筆する趣味を持つ隠れ腐女子である。
中学生とは思えない巨乳で、事あるごとに華子からやっかみを受けている。
・オリヴィア
外国人の両親を持ち、金髪碧眼の美少女キャラ。
いかにも外国人という見た目から英語が話せると思いきや、日本生まれの日本育ちでまったく英語が話せない、というか苦手でむしろ国語が得意科目。
だが基本勉強が嫌いで、期末テストでは全科目赤点をとってしまう。
本人は自覚していないが、脇の臭いが強烈で、嗅いだ華子がのたうち回るほど。
後に学校の秘密が記された「バナナ文書」で知ることになる。
腹黒バカの華子。
隠れバカの香純。
ただのバカのオリヴィア。
3人が「遊び人研究会」で過ごす顔芸アn、青春アニメである。
登場人物がみんなバカ
左から、野村香純、本田華子、オリヴィア。
一見するとほんわかハートフル学園日常系かと思いきや、まったくの別物です。
OPまではまだその雰囲気は出していませんが、アニメが始まれば顔芸のオンパレード。
行動は何一つハートフルではない。いい意味で期待を裏切ってくれます。
3人を取り巻く登場人物に、まともな人はほぼいません。
部活の顧問、生徒会長、家族、クラスの友達。キャラ立ちしすぎて毎回主人公が変わっていく感覚にすらなります。
大体1話の中に3話の短編という構成になっていて、ほとんど時間軸が変わっていないのでどこから見ても初見で見れるということで、どの回からでも見てください。
そして何より、笑えて頭を使う必要がないというのが良い。
頭を使わないというのはいい意味でってことですよ。
ストーリー構成や伏線を考えなくていいアニメというのは、多種多様なアニメ界隈では貴重なアニメですよ。
全話見なくてもいいです。この世界感に触れてもらえれば幸いです。
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